七夕の戀




 太陽がすっかり顔を出し、露に濡れた裾も乾き始める。
「……どうしたんでしょう…」
 なかなか現れない男の姿を捜すように、辺りをきょろきょろと落ち着き無く見回してしまう。








≪もう少し待つ≫







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